トレードの記録を取る、つまりトレードノートを書くことは重要です。
なぜならトレードは自分の行動を見直すことで上達するからです。
ではトレードを上達させるためには、トレードノートをどう使えばいいでしょうか?
実際にボクがトレードノートを使って、トレード手法を改善する流れを紹介します。
まずはトレードノートを書く!
まずはトレードノートを書かないことには始まりません。
「めんどくさい」と思うかもしれませんが、記録は自分だけの武器になります!
まだトレードノートを書いていないという人は、次のトレードから書き始めてみましょう。
トレードノートを書いているうちに発見がある
トレードノートを書き続けていたらあるとき、「いつも同じパターンで負けていないか?」といった気づきが生まれます。
または「ここを変えたら良くなるんじゃないか?」という、新しいアイデアも浮かんでくるでしょう。
そこで生まれた「気づき」や「アイデア」を、トレードノートに残っている自分の過去のトレードに当てはめて検証します。
過去トレードに改善案を追加して検証する
手法の改善案が見つかったら、トレードノートに残っている過去のトレードに改善案を当てはめて、改善前と後の成績を比較します。
1つ例をあげて説明します。
- STEP.1手法の改善前改善前の手法はトレードシグナルが出たら、すぐに成行注文でエントリーしていた。
しかしエントリーしたあとにレートが上昇(または下降)せずに、そのまま損切りされるパターンが多かった。
- STEP.2手法を改善するアイデアが生まれるトレードノートを書いているときにSTEP.1の負けパターンに気づいた。
なのでトレードシグナルが出たときに急いでエントリーせずに、シグナルが出てから数pips上昇(または下降)してから逆指値注文でエントリーするアイデアを思い付いた。
- STEP.3過去トレードを使って検証するすぐに次のトレードで思い付いたアイデアを実行せずに、トレードノートの記録から過去トレードに新しいアイデアを当てはめて、アイデアを実際に使ったときのトレードを検証する。
- STEP.4改善した前と後の成績を比べる改善前の成績と改善後の成績を比べて、前後でどう変わったか確認する。
改善後の手法のほうが成績が良いのなら、次から改善した手法でトレードする。
例のように手法を改善するアイデアを思い付いたら急いでトレードせずに、まずは過去トレードに改善した手法を使っていたらどうだったかを確かめます。
そうすることで思いついたアイデアが実際には使えなかったという事態を防げるでしょう。
過去トレードの検証が終わったら、もっと以前のチャートを使ってバックテストすると、もっと確実です。
手法を改善するときの注意点!
手法を改善することは大事ですが、少し負けたぐらいで手法を全く別のモノにコロコロ変えるのは危険です。
なぜなら手法をコロコロ変えると、その手法の何がダメだったのか分からないからです!
いま使っている手法が良いか悪いかは、ある程度トレード回数を重ねないと分かりません。
もしかしたら、ちょっとしたことを改善するだけで、その手法がグッと良くなる可能性もあります。
具体的にどれくらい同じ手法でトレードすればいいかは難しいですが、データとなるトレード回数は多いほど確実なことが分かります。
最低でも30回ほどは同じ手法でトレードを続けてみましょう。
最後に
実際にボクがトレードノートをどう活用しているのか紹介してきました。
トレードノートを書き続ければ、新しい気づきやアイデアがどんどん生まれてきます。
トレードノートの書き方は当ブログでもいくつか紹介しているので、参考にしてください。