ボクは以前に手書きでトレードノートを書いていましたが、今はEvernoteを使って書いています。
Evernoteを使いだしてからトレードノートを書くのが楽になり、トレードの結果を振り返りやすくなったので紹介していきます。
Evernoteとは?
Evernoteは無料で使用できるツールで、ノートを取るように使うことができます。
保存したデータはEvernoteをインストールしていれば、パソコンやスマホ、タブレットなど全ての端末で同期することができ、データを編集したり閲覧することができます。
有料版もありますが、無料版で十分な機能がそろっています。
トレード日誌のテンプレートを作っておく
Evernoteでトレードノートのテンプレートを作っておけば、次にトレードノートを書くときは作ったテンプレートを複製するだけで、すぐに書き始めることができます。
ちなみにボクはこんな形でテンプレートを作っています。
画像のテンプレートはボクが使いやすいように作っているので、ボクのは参考の一つとして自分で使いやすいテンプレートを作ってください。
ただ以下のことは最低限テンプレートに書いておいて、忘れず記録するようにしましょう。
- 日付・・・エントリーした日
- 通貨ペア・・・トレードした通貨ペア
- トレード方向・・・「買い」と「売り」どちらでエントリーしたか
- エントリー基準(建値)・・・いくらでエントリーしたか
- 損切り位置・・・損切り価格(トレードする前にはすでに損切り価格は決めておくのが基本です。)
- 想定利確基準(リスクリワード)・・・いくらで利食いするか?(このときにリターンがリスクよりも上か確認します。)
- 備考・・・備考にはトレードをすることを決めた理由とそのときのメンタル、その後のトレード結果などをできるだけ文書にしています。
以下のことはボクが個人的に記録していることです。
- トレード№
ボクはEvernoteとは別にExcel(エクセル)を使って、トレードごとに損益結果を記録しています。
なのでトレードごとに番号を振ってExcelの損益結果とEvernoteに書いたノートをあとから見て、どのトレードがどういう損益だったかすぐに分かるようにしています。
- トレードルール
自分で決めたトレードルール(エントリーの基準)が1種類でない場合に、後から見てどのルールでトレードしたか分かるようにしています。(順張りだったか逆張りだったかなど)
- 想定リスク
口座資金にたいして何%のリスクを取ったか記録しています。
1回のトレードは最高でも口座資金の2%以上のリスクは取りません。
このテンプレートをもとにして、トレードしたときのチャート画像も一緒に貼り付ければトレードノートが完成します。
ボクはチャートソフトにTradingView(トレーディングビュー)を使っているので、チャート画像はチャートのURLを貼り付けています。
実際に書いたトレードノートがこちらです。
ボクはスイングトレーダーなので、エントリーしてから決済するまで時間がかかります。
なのでエントリーから決済までの様子を、【備考】の下に日付とチャート画像、コメントを追加して記録していきます。
ワンポイント:音声でも記録を残せる
Evernoteはレコーダーとしても使えるので、音声でメモを取ることができます。

「文字を打つのが面倒」という人はチャート画像を貼り付けて、そこに音声を録音すれば立派なトレードノートになります。
タグ付けする
作ったトレードノートにはタグを付けます。
タグを付けることによって、そのトレードがどういうトレードだったのかおおまかに判別でき、後からトレードを見直すときにタグでトレードノートを選別することができます。
ボクがEvernoteを使ってトレードノートを書く一番の理由ですね。
タグは大きく分けて4種類作っています。
- トレードした通貨ペア
- トレードルール(トレードに使用した取引手法)
- 損切りルール
- トレード結果(勝ち・負け・引分け)
人によって付けたいタグも変わるでしょうが、最低でも1.トレードした通貨ペアと4.トレード結果はトレード日誌にタグ付けしておきましょう。
特に勝ちか負けかまたは引分けかを分けておくことで、あとから勝敗別にトレードノートを検索することができます。
2.トレードルール(取引手法)と3.損切りルールは、複数の取引手法と損切り手法を持っている人は作っておきましょう。
タグを作るときのワンポイント①
タグを作るときは日本語だけで名前を付けないことをオススメします。
Evernoteのタグは先頭の文字ごとに一覧を作るので、日本語でタグを作るとタグがバラバラになって使いづらくなります。
オススメはタグの先頭を記号(@や#)にしておくことです。
タグは記号>数字>アルファベット>カタカナ>ひらがな>漢字の順に優先順位が付けられているので、先頭の文字を共通の記号にしておくことでタグがバラけずに使いやすいでしょう。
タグを作るときのワンポイント②
使っていくうちにトレードノートに付けるタグは決まってきます。
なのでカテゴリーとしてのタグを作って、そのなかに詳細であるタグを作りましょう。
そうすることでカテゴリーごとにタグがまとめられて使いやすくなります。
例としてボクの場合だと、タグで通貨ペアというカテゴリーを作って、その中に自分がトレードする通貨ペア(ドル円、ユーロ円など)のタグを作っています。
最後に
Evernoteでトレードノートを書くようになって、手書きのときよりも手軽に書けて、あとから日誌を見直すときも楽になりました。
【追記】2018年12月から、FXトレード上達のために面倒でもトレードノートを手書きするようになりました。
手書きのトレードノートもEvernoteで管理しています。
Evernoteは無料でも十分使えるので、ぜひ使ってみてください。
