FXトレードは勝つことよりも、まずは上手い負け方を覚えることが重要だと思っています。
このことをもっと早く理解していれば、トレードの上達もいまより早かったでしょう。
なぜ上手い負け方を覚えることが重要なのか、その理由を説明していきます。
FXは負け方から
FXは知識も必要ですが実際にトレードの経験を積む、つまり練習が必要です。
ひたすら自分の手法でトレードをし、悪いところをを見つけて改善する。
改善したら次のトレードで試して、本当に効果があるか確かめていく。
こうした作業を繰り返していきます。
メンタル面でもトレードを多く経験するうちに、それまで不安だったことも慣れて大丈夫になってきます。
だけど下手な負け方をして、一回のトレードで大きな損失を出して退場すれば、お金を貯めるまでの間はトレードができません。
トレードができない期間は経験を積めないので、時間的なロスが生まれます。
だからFXも勝ち方を覚えるよりも、まずは上手い負け方を覚えることが必要です。
柔道ではまず受け身から
話が変わりますが、ボクは高校時代に柔道をしていました。
それまで柔道の経験があったわけではなく、学校の駐輪場で拉致されたことが入部のきっかけです。笑
柔道って経験の無い人から見ると、投げられるたびに畳に叩きつけられて痛そうに見えますが、やっている本人たちはそこまで痛いと思っていません。
なぜならしっかりと受け身ができているからです!
ボクも完全な初心者だったので、まずは徹底的に受け身を練習しました。
受け身ができないと本格的な練習はさせてもらえません。
投げられるたびにケガをしていては練習にならないからです。
ケガをして練習を中止していては一向に強くはなれませんし、ケガをすることが怖くて柔道を辞めてしまうでしょう。
柔道でイメージがつかみにくい人は、スキーやスノボーならどうでしょうか?
スキーとスノボーも初心者は最初にケガをしない転び方から覚えます。
ここで上げた例に限らず、どんなスポーツでもまずは失敗したときの対処法から練習するのです。
上手い負け方とは?
ではFXの上手い負け方とはどういったものでしょうか?
それは一回の負けトレードの損失を小さくすることです。
損失を小さく抑えるには、トレードをする前に一回の負けトレードにおける最大損失額を計算しておくことが有効です。
最初に最大損失額を計算しておけば、最悪でもそれ以上の損をすることはありません。(ルールを守ることが必要ですが)
最初の口座資金は少額にして、まずはトレードの練習に専念することもいいでしょう。
初心者のうちから上手くいくことなどありませんから、上達するためには練習が必要です。
だけど投資やトレードといった分野は、なぜか最初から上手くできると勘違いしがちです。
ボクもそうでした……
最初は絶対に失敗ばかりですから、どうせ失敗するならキズ(損失)は浅くしておきましょう。
最後に
現在のボクがトレードを始めたばかりの自分に何か一つ言えるなら、「まずは負け方を覚えろ」とアドバイスします。
そう考えながらこの記事を書きました。
最初は勝てないことが当たり前なので、まずは負け方から覚えましょう。