「常にトレードをしていないとチャンスを逃した気がする」
「常にポジションを持っていないと不安」
そういった考えを持っている人はポジポジ病です。
ポジポジ病は百害あって一利なしの、損失を増やすだけのやっかいな病です。
ボクもポジポジ病だったので、実体験から得たポジポジ病の克服方法を教えます。
明確なトレードルールを作る
大前提としてトレードをする前に、明確なトレードルールを作りましょう。
ルールを作らずに感覚だけでトレードをするようなら、一貫性のない無駄なトレードばかりになります。
これではポジポジ病になって当たり前です。
一貫性があり無駄なトレードをしないように、まずはトレードルールを作りましょう。
トレードルールを作ったら目につくようにする
ルールを作ったら、それをすべて紙に書き出して目につくところに表示しましょう。
常にルールが見えるようにすることで、自然と意識してルールを守ろうとします。
ボクはトレードルールを紙に書き出して、トレードをするときに使うパソコンのすぐ近くに貼り出しています。
トレードルールは作ったが、ポジポジ病が治らない
「トレードルールは作ったけれども、ルールを守れずにトレードをしてしまう」
もしかしたら、こういった人のほうが多いかもしれません。
では、どうすればいいでしょうか？
基本的には我慢して待つこと
「休むも相場」といった格言があるように、トレードでは待つことが重要です。
そのために有効なのが、トレードノートをつけることです。
トレードノートをつけることで、負けトレードの共通点を見つけます。
負ける共通点がトレードルールを無視して、感情に任せたトレードを多くしていることだと発見して自覚できれば、ルールを守る意識が高まります。
この点に関しては別の記事に書いているので、よければコチラも参考にしてください。
だけど「ここまでやってもルールを守れないから困っているだよ！！」という人には意味のないことですよね。
そんな人は以下のことを試してみてください。
自分の性格にトレードルールを合わせる
いま自分が使っているトレードルールをどうしても守れないというのであれば、ルール自体が自分に合っていないのかもしれません。
そういう人は考え方を変えて、例えばですがスキャルピングに挑戦してみてはどうでしょうか？
スキャルピングなら一日に何度もエントリーと決済を繰り返して、「トレードをしていないと落ち着かない」という欲求を解消してくれます。
いまのトレードルールが守れないなら、自分の性格に合わせて守れるルールに作り直してみましょう。
少額でトレードして欲求を解消する
「いまのトレードルールは自分に合っていると思うが、ルール外のトレードをしたいと思うときがある」という人は、ルール外のトレードは少額でしてみてはどうでしょうか？
チャートを見ているとトレードルールに合わなくてもトレードをしたいと思う瞬間があります。
こんなときは「稼ぎたい」というより、どちらかといえば「トレードをしたい」という気持ちが強くなっているからです。
少額でトレードすることで「トレードをしたい」という欲求を解消しながら、負けトレードになっても損失は少なくすみます。
「もしそのトレードで勝てたら、取れたはずの利益が取れなくて損するじゃないか」と思うかもしれません。
安心してください。
そんな感情任せのトレードは10回やって9回負けます。笑
仮にそんなトレードで続けて勝てるのなら、それはそれで素晴らしい発見です。
そのときのトレードを見直して、トレードルールに落とし込みましょう。
ポジポジ病であっても負けてもダメージは小さく、続けて勝てるようなら自分に合ったトレードルールを見つけられるのが、この方法です。
まとめ
ポジポジ病の克服法の大前提は「明確なトレードルールを作る」です。
明確なトレードルールができたら、そのルールを守りましょう。
作ったトレードルールが守れないなら、そのルールが自分に合っていないのかもしれません。
その場合は自分の性格に合わせてトレードルールを作り直しましょう。
トレードルールは自分に合っているが、ルール外のトレードをしたくなる。
その場合はルール外のトレードは少額でトレードしましょう。
実際にボクはポジポジ病だったとき、スキャルピングを試しましたが性格と生活リズムから挫折しました。
そこでルール外のトレードをしたくなったときは、100通貨でトレードをして成り行きを見守っています。
そうしているうちに、だんだんと「ルール外のトレードをしたい」という感情が小さくなってきました。
ポジポジ病で悩んでいる人は試してみてください。
