FXトレードで負けたとき、とくに連敗しているときは気分がひどく落ち込むものです。
気分が落ち込むと普段なら絶対にしないトレードをしたり、逆にエントリーのサインが出てもサインを見逃して、大きな利益を逃したりします。
それを防ぐために、トレードで負けたときは「良かったこと」を書き出して、落ち込みそうなメンタルを守りましょう。
「良かったことを書き出す」というアイデアの元
「良かったことを書き出す」というアイデアは、ボクのオリジナルではありません。
オーディオブックサービスAudibleで聴いた「人生は楽しいかい?」の第1章がヒントになっています。
そこでは人生が上手くいかずにネガティブになっている主人公が、怪しい白人から「良かったことを書き出す」というアドバイスを実行して、ポジティブになっていく様子が描かれています。
良かったことを書き出すのは、医学的にも効果があるようです。
具体的にどうするか?
では具体的にどうしたらいいでしょうか?
具体的には悪いことの逆を考えてみましょう。
例として、あなたはいま自分で決めたルール通りにトレードをして、5連敗しているとします。
「5連敗もしているのに、良いことなんてあるはずがない」と思うかもしれません。
しかし物事には「良いこと」と「悪いこと」の、両方の面があるものです。
ボクはこの状況で「良かった」と思える点は、パッと思いつくもので3つあります。
良かったこと①:ルールを守れた
自分で決めたルール通りにトレードを実行する。
言葉にすれば簡単ですが、実際にやろうとすると難しいのは、FXトレードをする人なら分かると思います。
なのに5連敗もしていてルールを破らずに守れたのは、良かったことだと思います。
良かったこと②:損失を最小限にできた
損失は悪いことですが、逆に考えれば損失を最小限にできたということです。
損切りをしなければ、もっと大きな損失になっていたかもしれません。
損失を最小限にできたというのも良かったことです。
良かったこと③:新しいトレードアイデアが見つかるかも
トレードに負けたということは、逆のことをしていれば勝てたということです。
「何を当たり前のことを」と思うかもしれませんが、負けたトレードを見直せば、そのときは気づけなかった反対方向へのシグナルが見つかるかもしれません。
負けたトレードが元になって、優位性のあるトレードシグナルが見つかるかもしれない。
可能性の話ですが、これも良かったことと思います。
まとめ:物事は考え方しだい
具体例を上げて説明しましたが、要は物事は考え方しだいです。
状況はそのとき次第で変わりますが、悪いことが起これば、その裏に隠れた良いこともあります。
悪いことにばかり注目して落ち込むのではなく、悪いことに隠れた良いことを見つけて、平常心を保ちましょう。
平常心を保てば、FXトレードでも必ず良い結果につながります。
P.S
アイデアの元になった「人生は楽しいかい?」は個人的に面白い本でした。
「システマ」というロシア特殊部隊で使われる格闘術から生まれた考え方を、ストーリー仕立てにして紹介しています。
人生が上手くいかない主人公が、怪しい白人から「指令」というアドバイスを受けながら、人生を好転させていく様子はストーリーとしても面白いものでした。