最近のトレードでとても後悔しているものがあります。
今回は同じ失敗を繰り返さないためにも、ボクの失敗談を公開します。
問題のトレードのエントリー
このときのドル円は日足チャートで確認して、114.50~108.5のレンジを下に抜けて、下降トレンドになっていました。①
3月23日に下降トレンドの最安値を更新しましたが、翌営業日の3月24日にアウトサイドバー(包み足)が出現しました。②
ボクはこれを見て「ここで相場が反転するかもしれない」と考えて、3月24日の高値を少し超えたら買ポジションを持つように、逆指値注文を入れました。③
そして翌営業日の3月27日に、注文していた価格で約定されて買いポジションを持ちました。
エントリー後のドル円チャート
3月27日に買いポジションを持ちましたが、その日のローソク足は価格が上がったあとに下げて、売りのピンバーになりました。④
それによって含み益だった買いポジションは、含み損になりました。
そこで損失が小さいうちに決済しようと、3月27日の終値で決済して損失を確定させました。⑤
決済した後のドル円チャート
買いポジションを決済したあと、ドル円のチャートはどうなったでしょうか?
下の画像は2018年5月18日時点のドル円の日足チャートです。
なんとエントリーした価格である105.530から520pipsも上昇したのです。⑥
ボクはエントリーしたとき、損切の価格を3月23日の安値である104.640の5pips下の104.590にしていました。⑦
なので売りのピンバーを見て手動で決済しなければ、損切価格に引っかかっていないので520pipsの利益が取れていたはずでした。
ボクは自分の行動をとても後悔しました。
失敗トレードから得た学び
今回は大きな利益が取れていたはずのトレードで利益が取れませんでした。
では何が原因だったのでしょうか?
トレードルールを守れなかった
元々決めていた損切価格に達する前に、エントリーした方向と逆のシグナルを見て、手動で決済してしまいました。
事前に決めていたトレードルールを守らずに、その結果として大きな利益を取り逃がしました。
トレードルールとはエントリーする基準を決めるだけではありません。
「どこで損切りをするか?」「どこで利確するか?」も含めてトレードルールを決めなければなりません。
検証していないことを実行した
買いポジションと逆のシグナルである売りのピンバーが出現したので、確かにそこから価格を下げる可能性はあったかもしれません。
しかし検証では、その時点で決済していませんでした。
今回のトレードは過去チャートを使って、利益が取れていたルールを使ってトレードを実行しました。
その検証では一度ポジションを持てば、事前に決めた損切価格に達するまでは損切りはしていませんでした。
今回の手動による決済が正当化されるのは、同じ状況下で同じ行動をしたら、そうしなかった時よりも利益が取れていた場合のみです。
しかしこの時点ではそのような検証はしていないです。
検証もできていないことを、マイナスの感情だけに身を任せて実行するべきではありませんでした。
まとめ
今回はトレードルールを守らなかった結果、大きな利益が出ていたはずのトレードを失敗しました。
過去チャートを使って、詳細な検証をした結果のうえでトレードルールを決めたなら、それを守ったほうが良い結果につながると思います。