FXトレードをするにあたって、必ず決めておくべき4つのルールがあります。
ルールを決めずにやるトレードはギャンブルと変わりがありません。
自分のトレードをギャンブルにしないために、いまから伝える4つのトレードルールは決めておきましょう!
決めるべき4つのルール
ルール1:1回のトレードで失ってもいい金額は?
FXですべてのトレードに勝つことは不可能です。
なので負けたときの損失をいくらまでにするかを決めないといけません。
損失額の上限を決めておかないと、どれだけ勝率のいい手法を作って利益を積み上げても、一度の負けトレードですべてパーになります。
負けトレード1回における許容損失額は、取引口座にあるお金の2%以下にするのが基本です。
2%ルールを基本にして許容損失額を決めましょう。
こちらの記事も参考にしてください。
ルール2:どこでエントリーするか?
FXトレードにおける手法の部分ですね。
細かい手法の違いは人の数だけありますが、大きく分けるとそれほど多くないです。
手法はエントリーしてから決済するまでの期間で3つに分かれます。
- スキャルピング……ポジションの保有期間が数秒~数分の超短期売買
- デイトレード……エントリーしたらその日のうちに決済する短期売買
- スイングトレード……ポジションを持ったら数日から数週間保有する中長期売買
エントリーの方法も大別するとトレンドに従う順張りか、トレンドに逆らう逆張りかの2つだけです。
- 順張り……トレンドに従ってエントリーする
- 逆張り……トレンドに逆らってエントリーする
このように3×2の組み合わせで、大きく分けたら6通りだけです。
自分にとってどんな手法が合うかどうかは、自分で一つずつ試してみるしかありません。
ただ一つアドバイスするなら、手法は複雑なものではなくシンプルな手法にするのが良いです。
複雑な手法にすればするほどルールを守れない、トレード機会が極端に少なくなるといった問題が出てきます。
ルール3:どこで損切りするか?
エントリーすることを決めたときには同時に、「どこで損切りするか?」も決めておかないといけません。
「損切りはエントリーしてから考えよう」などと思っていたら、いざポジションが含み損になったときに損切りに迷いが生まれます。
含み損が大きくなるほど迷いも大きくなるので、最悪の場合は自分で損切りができなくなってロスカットまで放置することになります。
なので「どこで損切りするか?」は必ず注文を入れる前に決めておきましょう。
損切りを決めるコツは自分がエントリーした根拠が崩れたときです。
例えば長い上ヒゲをつけた陰線のローソク足(売りのピンバーといいます)を見つけたとします。
この形のローソク足は強力な売りのシグナルなので売りでエントリーしますが、上ヒゲをつけた高値を超えたら売った根拠が崩れるので、この場合は上ヒゲを超えたところに損切りの注文を置きます。
このように損切りは自分がエントリーした根拠が崩れたところに置くようにしましょう。
ルール4:どこで利食いするか?
最後は「どこで利食いするか?」です。
利食いは早すぎても取れた利益が取れなかったり、逆に遅すぎても含み益だったポジションが含み損になったりと、損切りができるようになると利食いのほうが難しく感じると思います。
利食いの決め方は主に2つです。
相場の状況、つまりチャートから利食い目標を決める方法です。
例えばA地点で買いでエントリーして、上昇した先に何度も止められている抵抗帯(サポートライン)があるなら、サポートラインの目前で利食いするといったことです。
この方法は慣れれば適切な利食いを決めやすいですが、慣れるまでは考えることも多いので難しいかもしれません。
もう一つの方法は単純にリスクリワードから利食い目標を決めるやり方です。
リスクリワードとは損失と利益の割合のことで、たとえば損切り幅が20pipsだとしてリスクリワードを1:2にしたいなら、利幅は40pips(損切り幅20pips:利幅40pips=1:2)にします。
この方法は①の方法よりも考えることが少ないので、迷わずに利食い目標を決めやすいという点があります。
しかし「リスクリワード1:5で利食いする!」と決めても、そんなホームラン級のトレード機会はなかなか無いので、自分の手法の勝率と相談して適切なリスクリワードを決めましょう。
まとめ
FXトレードは、
- 一回のトレードで失っていもいい金額
- どこでエントリーするか?
- どこで損切りするか?
- どこで利食いするか?
この4つのルールを確立できたら勝てるようになります。
ボクもまだまだ道の途中ですが、勝てるトレーダーになるようにいまのトレードルールに磨きをかけていきます!