TradingView(トレーディングビュー)は無料プランでも十分な機能がそろっていますが、その機能をフルで使うためには有料プランにする必要があります。
では、無料プランで十分な人と有料プランにアップグレードした方がいい人は、どういう人でしょうか?
個人的にはスイングトレーダーなら無料で十分、デイトレーダーやスキャルパーなら有料化を検討するといいと思います。
その理由を無料プランと有料プランの違いを比較して教えます。
TradingView(トレーディングビュー)の無料プランと有料プランの主な違い
有料プランには3つのプランがあって、「Pro」・「Pro+」・「Premium」があります。
TradingView(トレーディングビュー)のプラン選択はこちら
無料と有料では多くの機能に差がありますが、その中でも直接トレードに関係がある部分をまとめました。
無料 | Pro | Pro+ | Premium | |
画面上に分割して表示できるチャートの数 | 1 | 2 | 4 | 8 |
チャート毎に設定できるインジケーターの数 | 3 | 5 | 10 | 25 |
インジケーターにインジケーターを設定できる数 | 1 | 1 | 9 | 24 |
一度に設定できるアラートの数 | 1 | 20 | 100 | 400 |
カスタム時間足の設定 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
秒足の表示 | × | × | × | 〇 |
非時系列チャートの日中足の表示 | × | × | 〇 | 〇 |
出来高プロファイル | × | 〇 | 〇 | 〇 |
リプレイモードの使用 | 日週月足 | 全て | 全て | 全て |
ヒストリカルデータ(過去データ)のダウンロード | × | × | 〇 | 〇 |
スポンサー広告の有無 | 有 | 無 | 無 | 〇 |
画面上に分割して表示できるチャートの数
無料プランでは画面上にチャートを1つしか表示できません。
有料プランならプランによって差はありますが、1つの画面にProなら2つまで、Pro+は4つまで、Premiumなら最大8つに分割して表示できます。

人によっては複数の時間軸のチャートを同時に表示して、マルチタイムフレーム分析でトレードをする人もいるでしょう。
無料プランでは1つしか表示できないので、そういう人は困ることになります。
一度に設定できるインジケーターの数
無料プランでは一度に設定できるインジケーターの数は3つまで。
TradingView(トレーディングビュー)はインジケーターにインジケーターを追加することもできますが、Pro以下のプランだとこの設定ができるのは1つまでです。

インジケーターを3つ以上使っている人は有料プランを検討する必要があります。
一度に設定できるアラートの数
TradingView(トレーディングビュー)のアラート機能は、いろんな状況に合わせてアラートを設定できる高機能なものです。
ですが、無料プランでは設定できるアラートは1つまでです。
無料プランでアラートを1つ設定したら、次に新しいアラートを設定するには前のアラートを削除しないといけません。
トレード回数が多い手法を使っている人は、アラートも多く設定したいでしょうから、無料では物足りないかもしれません。
特殊な足の利用と出来高プロファイル
TradingView(トレーディングビュー)は他ではあまり使えない特殊なチャートも使えます。
まずはカスタム足。
例えば「22分足のローソク足チャートを見たい!」と思えば、Pro以上の有料プランなら自分の見たい時間足を作ることができるのです。

Premiumプランなら秒足が利用でき、1秒単位のチャートまで表示できます。

また、TradingView(トレーディングビュー)は非時系列系チャートと呼ばれるチャートも豊富で、無料でも日・週・月足までは表示できます。
ですが、日足以下の日中足(時間足、分足)になると、Pro+以上の有料プランでないと表示できません。

日中足で非時系列チャートを利用したい人は、Pro+以上の有料プランを利用する必要があります。
最後に、有料プランなら出来高プロファイルを利用できます。
無料プランでもローソク足毎の出来高はインジケーターで確認できますが・・・

TradingView(トレーディングビュー)の出来高プロファイルならそれだけでなく、価格ごとの出来高を知ることができます。

スポンサー広告の有無
無料プランではちょいちょい広告が表示されます。

これが結構ウザいですね。笑
1度消してもチャートを切り替えるたびに表示されるので、気になる人は気になるかもしれません。
有料プランでは表示されなくなります。
無料プランと有料プランどちらを選べばいいのか?
ここまで無料プランと有料プランの違いを比較してきました。
では、結局どちらがいいのでしょうか?
トレード回数の少ないスイングトレーダーなら無料プランで十分
無料で十分な人は、トレード回数がデイトレードやスキャルピングよりも少ないスイングトレーダーです。

スイングトレードなら使う足は週足と日足、あとはせいぜい4時間足。
それぞれのチャートを確認するにも時間足を切り替えればいいので、一度に複数のチャートを同時に表示する必要がありません。
アラートもトレード回数が少ないので、一度に多くのアラートを仕掛けたい場面が無い、または少ないでしょう。
なので、スイングトレーダーなら無料プランで十分だと考えられます。
アラートを多く仕掛けたいなら、FXアラートアプリを利用する方法もあります。
ボク自身もメインの手法はスイングトレードですが、無料プランを使っていて困ったことはほとんどありません。
しかしスイングトレーダーでも、インジケーターを4つ以上表示したい人、 TradingView(トレーディングビュー) ならではの機能を使いたい人(カスタム時間足の設定や出来高プロファイルの利用など)は、有料プランの検討をしてもいいでしょう。
- トレード回数の少ないスイングトレーダーは無料プランで十分。
- インジケーターを4つ以上表示したい人、TradingView(トレーディングビュー)独自の機能を使いたい人は有料プランを検討する必要あり
トレード回数の多いデイトレーダーやスキャルパーは有料プランを検討する価値あり
スイングトレーダーとは逆に、トレード回数の多いデイトレーダーやスキャルパーは有料プランを検討する価値があると思います。

TradingView(トレーディングビュー)の独自機能の多くは無料プランだと日週月足で利用できますが、デイトレードやスキャルピングで利用する機会が多い日中足では使えないことが多いです。
トレード回数が多いなら仕掛けたいアラートも多いでしょうし、複数の時間軸のチャートを同時に確認して分析するマルチタイムフレーム分析をしたいでしょう。
スキャルパーなら秒足のチャートを見られることも魅力的ではないでしょうか?
- トレード回数の多いデイトレーダーやスキャルパーは有料プランを検討する価値あり!
- Premiumプランならスキャルパーにとってうれしい秒足が利用できる
バックテストでTradingView(トレーディングビュー)を使うなら有料プラン
バックテストで TradingView(トレーディングビュー)を使いたいなら、有料プラン一択です!
TradingView(トレーディングビュー)には過去のチャートを再生できる「リプレイモード」がありますが、この機能は無料プランだと日中足のチャートは利用できません。
有料プランに登録すると、1時間足や分足といった日中足でリプレイモードを利用できます。
チャートの過去データ(ヒストリカルデータ)をダウンロードすることもできますが、こちらもPro+以上の有料プランに登録すると利用できるようになります。
最後に:30日間なら有料プランを無料で体験できる
有料プランを試してみたいという人は、30日間の無料お試し期間があります。
TradingView(トレーディングビュー)のプラン選択はこちら
ボクも過去に無料で有料プランをお試しして、結果として有料プランは必要なかったので無料プランで TradingView(トレーディングビュー)使い続けています。
気になる人は一度有料プランを試してみて、それから必要かどうか判断してみてください。