TradingView(トレーディングビュー)は表示しているチャートに、違う銘柄のチャートを重ねて表示できます。
違う銘柄のチャートを重ねて比較することで、相関性を視覚的に確認することができますよ。
この記事ではその方法を紹介します。
チャートを重ねて表示した例
チャートを重ねる方法には「比較」と「シンボルの追加」の2つがあります。
「比較」は画面左端をスタート地点(0%)として、いくら増減したかで表示されます。
「シンボルの追加」は価格の動きをそのまま表示し、メインのチャートの上に重ねて表示するか、チャートの下に表示させるか選ぶことができます。
「比較」と「シンボルの追加」どちらを使うかは、分析の用途で使い分けるといいでしょう。
例としてドル/円とユーロ/ドルのチャートを重ねましたが、矢印で指したあたりから逆相関(ドル/円が上昇すれば、ユーロ/ドルが下落)になっているのが分かります。
このようにチャートを重ねて表示すると、視覚的に相関性を確認できて便利です。
チャートを重ねて表示する方法
重ねて比較したいチャートを開いて、TradingViewの上側にある「⊕(比較、またはシンボルの追加)」をクリックして設定画面を開きます。
説明のための画像はウェブ版のものですが、アプリ版でも同じ場所にあるのでタップしてください。
設定画面を開いたら「比較」と「シンボルの追加」2つのタブがあります。
まずは「比較」から説明します。
主要な株価指数を表示したいときはチェックボックスがあるので、表示したい株価指数にチェックを入れると表示されます。
株価指数以外の銘柄を表示したいときは、検索窓に表示したい銘柄を入力します。(例としてユーロ/ドルのチャートを表示したいので、検索窓に「EURUSD」と入力)
検索結果が出てくるので、出てきた候補から表示したいチャートを選んでクリックしてください。
ここまでやるとメインのチャートに、ユーロ/ドルのラインチャートが重なって表示されました。
次は「シンボルの追加」を説明します。
チャートを追加する方法は「比較」のときと同じです。(銘柄検索して候補の中から選ぶ)
「シンボルの追加」はメインチャートに重ねて表示するか、メインチャートの下側に追加するか選べます。
「メインチャートに重ねる」のチェックボックスにチェックを入れたら重ねて表示されて、チェックを外せばメインチャートの下側にチャートが追加されます。
重ねて表示したチャートをカスタマイズする方法
TradingViewはチャートのカスタマイズ性(足の種類を変えたり、足の色を変えたり)も優れていますが、重ねて表示したチャートもカスタマイズすることができます。
表示したチャートにカーソルを持っていくと歯車マーク(設定)があるので、そこをクリックすると設定画面が出てきます。
「比較」で重ねたチャートはラインチャートの色と太さしか変更できませんが、
「シンボルの追加」で重ねたチャートは、ラインチャート以外にローソク足やバーチャートなど、チャートの種類が選べます。
TradingViewで表示できるチャートに関しては、こちらの記事を参考にしてください。