TradingView(トレーディングビュー)は為替だけでなく、株や商品先物など多くの銘柄を表示することができます。
せっかくなのでTradingViewだけで、トレードに必要なチャートをまとめて表示しておきましょう。
TradingViewでチャートを追加するには?
TradingView(トレーディングビュー)でチャートを追加するには、画面右側のウォッチリストの検索窓から検索します。
検索窓に追加したいチャートの銘柄(ティッカーコード)を入力したら、検索結果が表示されます。
TradingView(トレーディングビュー)のチャート画面
表示された検索結果の中から選んでクリックすれば、チャートが追加されます。
表示しておくべきチャート
トレードする通貨ペア
検索窓にはアルファベットしか入力できないので、自分がトレードする通貨ペアを追加するなら、アルファベットで検索します。
ユーロ/ドル=EURUSD
通貨ペアを検索したら、数種類の検索結果が表示されます。
為替は取引会社によって取引開始する時間と終了する時間、スプレッド差で少しづつチャートに違いがありますが、チャートの提供元が以下のものならどれを選んでも大丈夫です。
- Forex
- OANDA
- FXCM
日経平均株価
日経平均株価の銘柄コード(ティッカーコード):NI225
日経平均株価は日本の代表的な株価指数です。
東京証券取引所第一部に上場する約2000銘柄の株式のうち、225銘柄を対象にしています。
為替市場は国同士のパワーバランスで動くので、取引する国の株価は為替に大きく影響します。
なのでトレードする通貨ペアだけでなく、代表的な株価指数も表示しておくといいでしょう。
S&P500
S&P500の銘柄コード(ティッカーコード):SPX
S&P500はアメリカの代表的な株価指数です。
世界経済をリードするアメリカの株価は、日経平均株価以上に注目されます。
VIX(恐怖指数)
VIXのコード(ティッカーコード):VIX
VIXは上記のS&P500の値動き(ボラティリティ)を基に算出されていて、別名恐怖指数とも呼ばれています。
なぜVIXが恐怖指数と呼ばれているのか?
普段のVIXは20前後で動いていますが、株価が暴落したときにVIXは大きく上昇するからです。
そして株価が暴落すると、為替相場にも影響が出て値動きが大きくなります。
下の画像はVIXのラインチャートと一緒に、ドル/円の10ATR(10日間の平均値幅)を表示したものです。
チャートを見てもらうとVIXが上昇しているのと同時期に、ドル/円の10ATRも大きく上昇してボラティリティが上がっているのが分かります。
VIXとドル/円のボラティリティが大きく上昇している理由は、2020年3月に起こったコロナショックです。
コロナショックによりそれまで静かだったドル/円相場が大きく荒れて、多くの退場者を出しました。
普段からVIXを確認しておけば、このような乱高下相場に対応できたかもしれません。
VIXが30を超えるようなら、為替相場も荒れると構えておいたほうがいいでしょう。
アメリカ国債金利
アメリカ国債金利は10年金利を長期、2年金利を短期として見るのが一般的です。
10年金利を表示するなら、銘柄コード(ティッカーコード):US10Y
2年金利を表示するなら、銘柄コード(ティッカーコード):US02Y
国債は国が発行する債券で、購入したら金利が支払われ、満期が来たら元本が返ってきます。
なぜアメリカ国債の金利が重要なのでしょうか?
それはアメリカ国債の金利が、相場の大暴落が始まるシグナルになるかもしれないからです。
国債には短期と長期があって、長期金利は短期金利よりも高いのが普通です。
しかし短期金利が長期金利を上回る逆転現象が起こったとき、経済が不調になる前触れと言われています。
- 通常時:長期金利>短期金利
- 経済不調の前触れ:長期金利<短期金利
2008年に起こったリーマン・ショックのときは、まさにアメリカ国債の長短金利が逆転しました。
なので普段から注意して見ておいて損はないでしょう。
最後に:TradingView(トレーディングビュー)は、他にもいろいろなチャートが見れます
TradingViewでチャートを追加する方法と、普段から確認しておいた方がいいと思うチャートを紹介してきました。
他にも各種ETFや商品CFD、仮想通貨にも対応しているので、必要なチャートがあれば検索して確認してみてください。