トルコリラ/円でスワップトレードをしているボクが、人におススメしない理由

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手法(Method)

ボクは2015年8月からトルコリラ円でスワップトレードをしています。

その経験からスワップトレードをおススメしない理由と、もしスワップトレードをやる場合の注意点をお話しします。

 

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スワップトレードとは?

低金利通貨を売り、高金利通貨を買って保有することで発生する2か国間の金利差(スワップポイント)を受け取ることを目的にした取引手法です。

なので買えば放置するだけで利益が出るという、夢のような取引手法かもしれませんが、そう甘い話でもありません。

2015年からスワップトレードを始めた結果

ボクはFX会社の外為どっとコムに口座を開設し、口座資金10万円でトルコリラ/円のスワップトレードを始めました。

トルコリラは当時も、そして現在もぶっちぎりで金利が高いです。

  • トルコ:8.0%
  • オーストラリア:1.50%
  • ニュージーランド:1.75%
  • 南アフリカ:6.50%
  • メキシコ:7.50%

※2018/5/6時点

ではボクのトレード状況はどうなっているでしょうか?

見てのとおり、スワップポイントで得た利益を含み損が大きく上回っています。

ボクがスワップトレードを始めたときのトルコリラ/円のレートは47円ほどでした。

それが2018/5/6時点のレートで25.75円まで落ちています。

下落率にすると45%も落ちています。

これではスワップポイントの利益が含み損を上回るのがいつになるのか分かりません。

スワップトレードをやってみた結果、おススメしない理由

では実際にスワップトレードをやってみて分かった、人にはおススメしない理由はなんでしょうか?

それは以下の2点です。

新興国通貨は下落する可能性が高い

高金利は新興国が設定していることがほとんどです。

新興国はなぜ高金利にしているかというと、新興国はいろんなリスクを抱えているので、高金利にしないとお金が入ってこないんです。

なので高金利通貨は長期的には下落するというのが通説です。

実際にトルコリラ/円のチャートを見ても、まだまだ下がる可能性が高いです。

そうするとスワップ目的で買っても、大きな含み損に耐える必要があります。

含み損を上回るのに時間がかかる

日々スワップポイントが入るので含み損が大きくても、いつかはスワップポイントで相殺できるでしょう。

ではどれぐらいの期間保有すれば、含み損をスワップポイントの利益で相殺できるでしょうか?

ボクの場合で考えていきます。

ボクはいまトルコリラ/円を平均買値40.666円で6千通貨保有しています。

外為どっとコムの1万通貨あたりの買スワップポイントは現時点で86円なので、6千通貨だと日々に51円入る計算です。

計算を簡単にするために、トルコリラ/円のレートが上のスクショを撮ったときのレート(2018/5/6終値:25.75円)で固定されたとします。

そうすると含み損が-43,209円なので、43,209÷51=848日かかる計算です。

年数になおすと、あと2年4か月かかる計算です。

2015年8月からスワップトレードを始めたので、トントンで終わらせるにも5年ほどかかっています。

しかもこの計算は、トルコリラ/円のレートがこれ以上下がらず、スワップポイントが変動しないことが前提です。

なので実際にトントンにするには、これ以上かかる可能性が高いです。

いまからトルコリラ/円でスワップトレードを始めても、ここからトルコリラ/円のレートが20円や15円にまで落ちるなら、ボクのような状況になる可能性があります。

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スワップトレードを実行する場合の注意点

それでも高金利通貨のスワップポイントは魅力的で、スワップトレードをしたい人がいるかもしれません。

その場合は以下のことを守って実行してください。

買い下がって平均買値を下げる

新興国通貨、特にトルコリラ/円はまだまだ下がる可能性が高いです。

なので買注文を入れるときは一度に買うのではなく、1円ごとや2円ごとに買注文を分けて平均買値を下げてください。

チャートを見ていたら「ここが底値だろう」と思うかもしれませんが、そう考えるときはまだまだ下がります。

レバレッジは2倍以下でトレードする

スワップトレードをするときは、レバレッジを2倍以下にしてトレードしてください。

これ以上レバレッジを上げてトレードすると、レートが下がったときに強制ロスカットされる可能性が高まります。

ボクの場合もレバレッジは2倍以下にしてトレードしていたので、強制ロスカットされずに済んでいます。

そうでなければ、すでに強制ロスカットされていたでしょう。

まとめ

ボクが実際にトルコリラ/円でスワップトレードをして、含み損で苦しんでいる様子をお話ししてきました。笑

なのでスワップトレードは正直おススメしません。

もしスワップトレードをする場合は、1度に買注文を入れずに買い下がり、レバレッジは2倍以下でトレードしてください。

そうすることで強制ロスカットされて、損失だけが残る結果にはならないはずです。

追記

2018年8月10日の大暴落で強制ロスカットされました。泣

【悲報】トルコリラ/円のスワップトレードがついに強制ロスカット!!
ボクは2015年8月からトルコリラ/円のスワップトレードをしていました。 それから3年後の2018年8月のトルコリラ大暴落により強制ロスカットされてしましました。