日本ランキング1位FXトレーダーアキラ退場!なぜ彼は退場したのか?

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資金管理(Money)

アキラというFXトレーダーを知っていますか?

彼は日本ランキング1位FXトレーダーを名乗り、1年で2桁億円を稼いだとかでTwitterで信者、アンチを含めて4万人を超えるフォロワーを持つ人気トレーダーです。

ボクもたまにTwitterで見ていたのですが、今回の強烈なドル売り相場で退場してしまったようです。

2月頭には4,200万円の口座資金を持っていた彼が、なぜ1か月ほどで退場してしまったのか?

その原因はあまりにも適当すぎる資金管理にありました。

 

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アキラのトレードはリアルなのか?デモなのか?

億を超える口座資金と派手なトレードから「デモ口座ではないか?」という疑惑があります。

アキラ氏の使っている取引口座はFXsuit(エフエックススーツ)という海外のFX口座みたいです。

軽く調べただけで口座自体にも悪い話がいっぱい出てきますが、その話はここでは置いておきます。

問題はこの口座にはデモ口座があるということ。

しかし、アキラ氏のTwitterを見た限りではリアルなのかデモなのか判別できません。

どちらも確実な証拠がないので、リアルなのかデモなのかという問題は無視します。

リアルにしろデモにしろ、今回の退場劇を知ることはボクたちにとって、有益な反面教師になるでしょう。

アキラ退場までの経緯

アキラ氏が退場するまでの経緯を、2月1からの彼のTwitterで追っていきます。

まず2020年1月の終わりに彼は大きな損切りをしました。

 

この損切りで口座残高は約4200万円。 ここからの再起を図って2月のトレードを始めます。

 

2月は順調に勝ちを重ねていって、4200万円の口座資金から1億円を超えるまでに回復させました。

 

しかし、3月3日にドル/円の買いポジションをエントリーしてから雲行きが怪しくなります。

 

上がると宣言していましたが、無情にもドル/円は下がり続け……

 

運命の3月6日、ロスカットで口座資金を吹っ飛ばしてしまいました。

 

アキラ氏がドル/円の買いポジションをエントリーしたとき、ドル/円は大きな下降トレンドの途中でした。

強制ロスカットされるまで損切りしなかったことで退場することに……

 

2月1から3月6日に退場までの口座資金の推移をグラフにしてみましたが、見事なコツコツドカンのグラフとなっています。

なぜ1億円の口座資金があって退場したのか?

アキラ氏の手法に関しては詳細が公開されていないのでわかりません。

仮に詳細な手法が公開されていても、ボク自身が勝っていないトレーダーなので、アキラ氏の手法を評価できる立場じゃないです。

なので手法に関しては論じません。

しかし、アキラ氏の退場劇に関しては手法以前の問題があります。

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典型的な損大利小トレード

アキラ氏のトレードは典型的な損大利小です。

ボクは2020年2月1日から退場するまでの、アキラ氏が公開している限りのトレード結果を調べてみました。

下の画像はアキラ氏のトレード結果をExcelに入力した一部です。(スワップポイントは分からないので、その分は計算に入れていません)

 

そして調べた結果は以下の通り。

  • 取引回数:96回
  • 勝率:87.5%(勝ちトレード84回/総トレード96回)
  • リスクリワード:1:0.09
    -平均利益:1,067,149円
    -平均損失:-11,055,142円

素晴らしい勝率ですね。そう、勝率だけは……

損失と利益のバランスを表すリスクリワードは最悪です!

最悪というか論外!!

なんですか!!!リスク1にたいしてリターンが0.09って……

手法にもよりますが、最低でもリスクリワードは1:1、できることなら損小利大のトレードをするためにリターンは1以上を狙います。

これではどれだけ稼いでも最後にはゼロになるのも納得です。

どこで損切りするか想定していない

アキラ氏のTwitterを見ているとエントリーする前に「どこで損切りするかを決めていない」、というかそもそも損切りのことを考えていないように思えます。

退場の原因となったトレードに関しても、エントリーの根拠が適当、見た限り値ごろ感でトレードしている感じです。

 

つぶやきには無い深い考えがあってエントリーしたかもしれません。

ですが、それにしたってエントリーする前に損切りする基準を決めていたら、強制ロスカットなんてことにはなっていないはずです。

あらかじめ損切りする位置を決めておかないと、いざ大きな損失を抱えたときに行動できません。

「含み損が5000万円にまで戻ったら損切りする」というつぶやきがありましたが、仮にそこまで戻ったとして本当に損切りできたんでしょうか?

仮定の話でしかないですが、仮に含み損が5000万円にまで戻っていたとしても、「もう少し、もう少し」という欲が生まれて損切りできなかったと思います。

少なくともボクなら5000万円の損失、口座資金の約半分の損失を受け入れられなくて、そのまま損切りできずにチャートを見ていただけでしょう。

そして最後にはロスカット。

まとめ:アキラ氏の退場劇から学べる教訓は?

今回の退場劇から学べる教訓は主に2つです。

  1. 損小利大のトレードをこころがける
  2. エントリーする前に損切りする位置は決めておく

どこかで聞いたことのある当たり前のことですが、当たり前のことができていないから今回のようなことになっています。

「いや、損大利小のトレードでも勝てる」という反論もあるでしょう。

けれど、そういう人は少数派。少なくとも初心者が損大利小のトレードで勝てると思ってはいけません。(ボクも含めて)

 

どれだけ勝ってもそれ以上に負けたら意味が無いことを、アキラ氏は体を張って実例を作ってくれました。

凡人であるボクたちは損が小さいうちに損切りをして、退場という最悪の事態を避けなければなりません。