FX億トレーダーAkiが1億円超えの大損失!なぜ失敗したのか?

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FXで億を稼ぎ、TwitterやYouTubeでも人気のFXトレーダーAki氏。

そんな彼が1億円を超える損失を出しました!

なぜそんな事になったのか?

自分なりにその原因を考えてみました。

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FXトレーダーAkiの手法

Aki氏の手法はTwitterでの発言とYouTubeでの配信を見る限り、一日に何度も売買を繰り返して小さい利ザヤを稼いでいくスキャルピングです。

スキャルピングは損大利小になりやすい(いわゆるコツコツドカン)手法ですが、Aki氏はコツコツドカンを受け入れて含み損になったポジションは損切りせずに、建値以上になるまで戻るのを待つのが基本スタイルだったようです。

しかし、今回は損切りをしなかったことが失敗の始まりでした。

億超えの損切りまでの経緯

Aki氏は3月13日に年次損益+1億円を達成したことを報告しています。

 

しかしこの後ポンド/ドルの買いポジションを持ったことで、今年の収益を全て吹っ飛ばす大きな損切りをすることになります。

何があったかというと、コロナショックです。

コロナショックによって一気にボラティリティが大きくなり、一方的に大きなトレンドが発生する相場となりました。

下のチャートはAki氏のTwitterとYouTube配信から追った、ポンド/ドルでのトレードの履歴です。

 

3月14日にポンド/ドルの買いポジションをエントリーしてからナンピンを繰り返し、結果1億2500万という大きすぎる損切りとなりました。

 

億超えの損切の後は大きなレバレッジをかけたリベンジトレードで、いくらか取り返していましたが・・・

 

今度はポンド/ドルの売りポジションが捕まりました。

損切りせずに粘っていましたが最終的にこれも億超えの損切りとなって、年次損益が大きくマイナスとなっています。

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億超えの損切りの原因

Aki氏の2回もの億超えの損切りの原因は、コロナショックという異常な相場だったこともありますが、根本的には損切りをしなかったことナンピンをしたことの2つが大きな原因だと思います。

損切りをしない手法は危険

Aki氏は損切りをせずに耐えられるようにレバレッジを低く抑えて(最高レバレッジ5倍)、コツコツドカンでもトータルで勝つという手法でいままで勝ってきたようです。

「コツコツドカンでもトータルで勝つ」という考えに文句を言うつもりはありません。

自分自身はスキャルピングで絶対に勝てないと思っているので、スキャルピングで勝てるAki氏はスゴイとも思います。

 

しかし、それでも最悪の場合はどこで損切りするかは決めておくべきでした!

損切りをしない手法というのは今回のように、一撃死もありうる非常に危険な手法です。

億超えの損切りまでにAki氏は「ポンド/ドルの買いポジションは-1500万円程が許容範囲」と明言していました。

この時点で最悪の場合損失が1500万円で済むように逆指値注文を入れておけば、今回のようにはなっていません。

仮定の話として損切りをせずに助かっていた未来があったとしても、それは運が良かっただけの話。

一般人なら破産レベルの損失を未来に先送りしただけで、損切りを徹底しない限りいずれはこうなっていたでしょう。

未来に先送りしていたことが、たまたま今回のコロナショックという異常相場で起こっただけだとボクは考えています。

下手なナンピンスカンピン

Aki氏はレバレッジを低く抑えることで損切りせずに耐えるようにしていましたが、今回はそのルールを破っています。

早く含み損を解消したかったからか、ナンピンを繰り返して自分をより不利な状況に追い込んでいました。

 

ボクは損切りは絶対必要だと考えていますが、結果論としてナンピンをしなければもっと余裕を持って耐えられていたし、その後のチャートを見たら損切りせずに済んでいました。

「下手なナンピン素寒貧すかんぴん」という相場格言があるように、ナンピンはリピート系注文のような例外を除いてやるべきではないと思います。

実際にボク自身もナンピンをして得をしたことよりも、圧倒的に損したことの方が多いです。

まとめ:Aki氏からの失敗から学ぶ教訓は?

今回のAki氏の失敗から学べることは2つです。

  • 損切りルールを決めて徹底する
  • ナンピンはしない

損切りをしないと退場レベルの損失を食らいますし、含み損に耐えている間は想像以上に苦痛です。

ボクはもう含み損に耐えて、あんなマイナスの感情を抱えたまま生活することはできません。

また含み損から早く解放されたいという思いから、ルールを破りやすくもなります。

今回のAki氏の場合だと、レバレッジを低く抑えるというルールを破ってナンピンをして、自分から不利な状況に追い込んでいました。

 

Aki氏も今回のことで最低限の損切りルールを決めたようです。

本来ならボクなんかよりもずっと上のすごいトレーダーなので 、ここからの復活劇を楽しみにしています。