「道は開ける」感想-FXトレードのメンタル本としても使える名著

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書評

「道は開ける」は初版が1948年と古い本ですが、自己啓発本の原点とも言える名著として、現代でも読み継がれています。

古典を読みたくて初めて読んでみましたが、ボクがやっているFXトレードのメンタル面にも役立つ言葉がたくさんあったので紹介します。

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「道は開ける」はこんな本

人が生きていくうえで誰もが直面する不安や悩みの原因と対処法を、当時の著名人へのインタビューをまじえながら書かれた本です。

日本とアメリカの宗教観の違いからくる宗教的要素のズレ、古い本なのでガチの精神病にたいする認識の甘さなど、読んでいて受け入れられない部分もあります。

しかし、不安や悩みという大きな問題を、自分の考え方と行動を変えることで解決できると教えてくれるこの本には、本の題名「道は開ける」にふさわしい金言に満ちています。

トレードのメンタルケアに役立った章

どの章でも参考になった部分はありましたが、個人的に特にトレードのメンタルケアとして役に立った章は大きく2つです。

今日、一日の区切りで生きよ

「悩む」という原因の一つは、自分では解決できないこと、解決できないと思っていることを考えてしまうからだとボクは思います。

解決できないのに同じところをグルグル回るように考えるから疲れる……

そして自力どころか人間に絶対にできないことが、過去を変えることと未来を知ることです。

 

この章のなかに「鏡の国のアリス」の登場人物の一人が言った、ある言葉が引用されています。

「明日になったらジャムがあるとか、昨日だったらジャムがあったのにといっても、それは今日のジャムでは絶対ないのだ」。

引用元:道は開ける 文庫版 位置№255

この言葉をFXに置き換えたらこうなります。

「明日(あるいはもっと先の)のチャートはどう動くんだろう、昨日はああしていたら勝っていたのに……」。

けれど、こんなことを考えても人間に過去を変える力はありませんし、未来を知る力もありません。それなのに過去の後悔や未来への不安で悩んで動けなくなることがあります。

 

過去の後悔も未来への不安も止めて、現在いまできることを全力でやることが、結果的に明日につながることを教えてくれています。

それが「今日、一日の区切りで生きよ」ということです。

「我々にとって大切なことは、遠くにぼんやりと存在するものに目をやることではなく、手近にはっきりと存在することを実行することだ」

引用元:道は開ける 文庫版 位置№81

悩みに歯止めをかける

「悩みに歯止めをかける」という章では、直接トレードのことが例として出てきています。

『私はどんな売買にもストップ・ロス・オーダーという歯止めを用いている。たとえば一株五十ドルで買ったとすると、すぐさま四十五ドルのストップ・ロス・オーダー扱いにしておく』。つまり株式相場が不振で買い値より五ポイントも下落すれば自動的に売却されることになり、損失は五ポイントで済むわけだ。

引用元:道は開ける 文庫版 位置№1478

この言葉の意味はつまり損切りです。

 

ボクはいままで損切りは利益よりも損失を小さくするため、勝つための経費としか考えていませんでした。

ですが、「悩みに歯止めをかける」という章でこの言葉が出てきたことで、損切りのもう一つの効果にも気づきました。

損切りのもう一つの効果、それは大きな含み損を抱えるという悩みから解放されることです。

 

トレードを始めたばかりのころ、損切りができずに大きくなり続ける含み損に悩み続けたことがありました。

FXに限らず株や仮想通貨、先物といったトレードをしたことがある人なら誰もが経験したことだと思います。

そして含み損にとうとう耐えられなくなって損切りをしたのですが……

損切りをした途端にそれまでグダグダと悩み陰うつとしていた頭がスッキリして、なぜだか晴れやかな気持ちになりました!

大きな損をしたという痛みはもちろんありましたが、それ以上に悩みが解消された開放感のほうが強かったのです。

それからは決めた損切りだけは絶対に実行するようになって、損切りのたびに「くそー」と思うことは多いですが、大きな含み損に悩んだことはありません。

まとめ:仕事やプライベート、どんな場面でも応用できる良書

このブログがFXをメインにしているので、トレーダーの視点から感想を書いてきましたが、「悩み」という誰もが抱える問題を取り扱っているので、この本に書かれたことはどんな場面でも応用できます。

昔に書かれて現代でも残っている本は、いいものが多いですね。