ボクは過去にネットワークビジネス(MLM)に3回誘われたことがあります。
3回とも違う会社で1回目が「ニュースキン」、2回目が「アムウェイ」、3回目が「アリックス」でした。
誘われた3回とも話を聞いて、ビジネスを始めようか迷った時期もありますが、最終的にすべて断っています。
今回はネットワークビジネスの誘いをなぜ断ったかを記事にしました。
ネットワークビジネス(MLM)とは?
ネットワークビジネス(MLM)は自社製品の宣伝をテレビのコマーシャルや雑誌、無料アプリの広告を使わずに、製品利用者の口コミで製品を宣伝して利用者を拡げています。
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その人が製品を購入したら、紹介者にお金が入る。
紹介者にお金が入るのは、口コミによって製品を宣伝し売り上げた報酬ですね。
また製品の口コミと同時に、同じネットワークビジネスへの勧誘も行います。
勧誘が成功したら、製品を売り上げたときと同じように報酬としてお金が入ります。
こういうとネズミ講みたいだし、実際にネズミ講のイメージが強いですが、ネズミ講とは違います。
法律でも認められた合法的な商法なので問題ありません。
簡単にネットワークビジネスとネズミ講の違いをあげると、
=先に始めた人が儲かる収益構造(違法なビジネス)
=始めた時期は関係なく実際に口コミをして売り上げる、ビジネスへの勧誘が多い人が儲かる収益構造。(成果報酬型の合法的ビジネス)
となります。
製品の品質も口コミを広げやすくするために、高品質なものが多いです。
実際にボクも紹介されて気に入った製品はいまでも使用しています。
お金が欲しいボクがネットワークビジネスを断った理由
このブログでも書いているように、ボクは会社以外の収入を作るためにFXトレードをしています。
ネットワークビジネスに勧誘されたときも、会社が嫌で嫌で他に収入を作れないかと考えていた時期なので、本気でやってみようかと考えたこともありました。
が、結局ビジネスとしてやることはありませんでした。
誘いを断った理由は大きく3つですね。
ネットワークビジネスのグループは村社会
ネットワークビジネスは、ネットワークビジネスで成功している人を頂点にしていくつかのグループができます。
「○○さんを頂点とした○○グループ」みたいな感じです。
ボクも一時期アムウェイのあるグループに出入りして、グループ主催のイベント(クラブイベントやホームパーティ)とかに参加していました。
イベント自体は楽しかったんですが、ネットワークビジネスをする人特有の空気が嫌になって徐々に離れていきました。
その空気というのは「ネットワークビジネスを始めているオレたちは正しい。していない者、勧誘してもビジネスを始めない者はチャンスに気づかずに一生社会の奴隷で終わる」といった感じですね。
あと製品の信者になっている人は「自分の使っている製品だけが優れていて、他社の製品はすべて劣っている」と考えている人も多かったです。
製品には自分に合う合わないがあるだろうし、収入を得る方法だってネットワークビジネスだけが唯一の方法ではないのに・・・
そういう考え方の人ばかりではないですが、一緒のビジネスをしている仲間には優しく、それ以外の人の考え方や生き方は認めないといった、ある種の村社会のような排他的な空気がありました。
信用を切り売りする勧誘の仕方
ネットワークビジネスがいかに合法でも、勧誘の仕方には問題があると思います。
ネットワークビジネスの勧誘って、いきなり「ネットワークビジネスしてみない?」と聞かれるわけではありません。
基本的にはご飯などの別の予定で呼び出して、そこからネットワークビジネスの話を始めます。
電話やLINEでいきなり「ネットワークビジネスやらない?」と誘っても、話を聞かれないのは分かりますが、信用していた人にこういう騙し討ちのような形でお金の絡む話をされるのはいい気がしません。
3回目のアリックスのときは話の流れが怪しかったので事前に、「アムウェイとかそういう系の話ならお断りやで」と言ったにも関わらず、約束の場所に行ってみれば結局はそういう系の話だったのでうんざりしました。
それがまた親しい人からの騙し討ちだったのでショックも大きかったです。
このようにネットワークビジネスは、それまで築いた信用を切り売りしてビジネスに勧誘します。
そのビジネスの話に賛同して誘いに乗ってきたり、ビジネスをしていくなかで仲間を増やして新しく信用を築くこともできますが、それまで築いてきた信用は崩れることは覚悟しなければなりません。
友達をカモのように見たくなかった
ネットワークビジネスで一番初めに誰に口コミするかといえば、家族や友達などの親しい人たちです。
「品質のいい製品を口コミで広げて、口コミの結果として報酬を得る」という建前はありますが、そこにお金が絡んでいる以上は「報酬を得るために口コミをする」という本音は隠せません。
だって口コミといったらSNSで拡散するとか、世間話のついでにといった軽い感じのはずなのに、ネットワークビジネスの場合は他社製品と比較するために目の前で実演までしますからね。
これじゃ口コミというよりも、訪問販売かテレビショッピングです。笑
そういうお金が絡む以上は、どうしても製品を紹介するときにお客さん(悪く言えばカモ)のように見てしまします。
そういう目で見てしまうのはボクの意識の問題なのかもしれませんが、友達のことをそういう目で見るのは嫌でした。
ネットワークビジネスには魅力もありましたが、自分のなかでこれだけやりたくない理由、悪感情があるならやっても長くは続かないと思ったので、最終的にすべての勧誘をお断りしていきました。
最後に:この話を記事にした理由
ネットワークビジネスの誘いを断ったことに後悔はありませんでしたが、いままでその理由をうまく言語化できずに、ずっとモヤモヤした気持ちがありました。
(お金は欲しいのに収入を得られるネットワークビジネスの話は断る、という矛盾した行動の理由が説明できなかった。)
だけどブログを始めて自分の気持ち、考えを言葉にする環境ができたので文章にして記事にしました。
文章にしたら、いままで自分でも説明できなかったモヤモヤが晴れてスッキリしました。
こうして文章にして自分の考えをまとめたら、やはりボクは誰かと一緒に何かやるよりも、自分一人だけで物事を進めるのが好きみたいです。
これからも自分のやりたい方法、好きなやり方で収入を得られるように目指します。
P.S
ボクには合いませんでしたが、ネットワークビジネスの全てを否定しているわけではありません。
高収入の人が多い環境だったので、必然的にそういった人のお金にたいする考え方を学ぶことができました。
ビジネスをやっている人のなかには、もちろんいい人もいました。
ネットワークビジネスをやることで、得られるものは確かにあります。
ネットワークビジネスをやりたい人は、ボクが誘いを断った理由のようなリスクがあることを承知でやってみてもいいと思います。
生き方なんてのは、個人の自由ですから。