新型コロナウイルスが感染拡大!SARSのときは相場はどう動いた?

FX-その他

中国で新型コロナウイルスが発生して連日ニュースになっています。

一体どこまで感染が広がるか心配ですが、トレーダーにとっては株や為替といった相場にどう影響するかも心配です。

そこで!2002年11月に発生した新型コロナウイルスSARSサーズが発生したときのチャートを確認して、今後の動きを予想しようと思います。

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2019年12月新型コロナウイルス発生

2019年12月に中国の武漢市から原因不明の肺炎が確認されだして、その原因が新型コロナウイルスだと判明しました。

この記事を書いている時点で武漢市は封鎖され、1月27日から中国国民の海外旅行を禁止するなど影響が大きくなっています。

 

2002年11月にも中国で新型コロナウイルス「SARS」が発生

覚えている人もいると思いますが、中国では2002年にも新型コロナウイルスSARSサーズが発生しました。

SARSは発生から終息するまで32の地域と国にわたって、8,000人以上の人に感染し猛威を振るいました。

今回の新型コロナウイルスの発生と非常によく似た状況なので、SARS発生時のチャートを確認して、これからの相場がどうなるか予想を立てたいと思います。

SARS発生時のチャートと現在のチャート(2020年1月27日時点)の比較

為替からドル/円とユーロ/ドル、中国経済の影響が強い豪ドル/ドルと、株から日経平均株価とS&P500(アメリカの代表的な株価指数)のSARS発生時のチャートを確認していきます。

SARSは2002年11月16日から確認されだし、2003年7月5日にWHOから終息宣言が出されるまで続きました。チャートもその期間を確認していきます。

ドル/円のチャート

SARS発生期間中のドル/円チャートは2002年12月に125.700の高値を付けて、2003年5月に115.090の安値を付けており、最高値から1,061pips(9.22%)下落しています。

SARSが終息してからも下落が続いていますが、同じ時期にイラク戦争問題も重なりました。SARSとイラク戦争の2つのネガティブな問題から、安全資産と見られている円を買われて(有事の円買い)、ドル/円は下落(円高)したと考えられます。

 

今回の新型コロナウイルスでは2020年1月17日に高値を付けてから下落し始めて、1月27日(月)は下に大きく窓を開けて始まりました。

SARSのときと同じ動きをするなら、これから新型ウイルスの問題が落ち着くまで下落(円高)が続くと予想します。

ドル/円は新型コロナウイルスが落ち着くまで、安全資産の円が買われて下落(円高)しそう。
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ユーロ/ドルと豪ドル/ドルのチャート

まずユーロ/ドルですが、SARSが発生する前から上昇トレンドとなっています。そしてSARSが発生し終息するまでと、SARSが終息してからもトレンドに変化はなく、チャートは一貫して上昇を続けました。

SARS発生中は2,075pips(21.05%)上昇しています。

 

中国経済に大きく影響を受ける豪ドル/ドルのチャートもユーロ/ドルと同じです。

SARS発生前からチャートは上昇トレンドで、しかしSARS発生してから終息するまでと、SARSが終息してからの動きは変わらず上昇トレンドでした。

SARS発生中は1,303pips(23.51%)上昇しています。

これらを見ると全く影響が無かったわけではないでしょうが、ドル/円ほど強く影響を受けていないように見えます。

 

SARS発生時のチャートを確認したところで、今回の新型コロナウイルスが発生してからのチャートを確認してみます。

ユーロ/ドルも豪ドル/ドルも新型コロナウイルスが発生する前から大きな下降トレンドになっていますが、いまのところウイルスが発生してからもトレンドに変化はありません。

ボクのチャート(下画像)だと60日期間の移動平均線(濃い青線)に当たって戻りを作ってから、下降トレンドが続いています。

SARS発生時と同じなら今回の新型ウイルスにもあまり影響は受けず、トレンド通りに動きそう、つまり今回だとこのまま大きな下降トレンドが続くと予想できます。

円を含まないドルストレートペアは、新型コロナウイルスに影響を受けずに、テクニカル分析に従ってトレードした方が良さそう。

日経平均株価とS&P500株価指数のチャート

次は日経平均株価とアメリカの代表的な株価指数であるS&P500のチャートを確認していきます。

どちらの株価指数もSARS発生前から大きな下降トレンドでした。しかしSARS発生期間中もその後も下げ続けたドル/円とは違い、株価指数は安値を付けたらトレンド転換して上昇トレンドになりました。

日経平均株価のSARS発生中の最大下落は1713.4円(22.52%)

 

S&P500のSARS発生中の最大下落は165.38ドル(20.96%)

 

現在のチャートは日経平均株価は史上最高値近く、S&P500は過去最高値を更新し続けている強い上昇トレンドです。

SARS発生時の下降トレンドとは真逆の状況ですが、新型コロナウイルスが発生したことで少し売られて株価が下がっています。

ここからさらに下がるかもしれませんが、前回はSARS発生期間中に安値を付けてトレンド転換したことを考えると、下がったとしても押し目を作るだけで上昇トレンドに変化はないのではないかと考えます。

下がってからまた上がるときに市場最高値を更新するかは分かりませんが、いまの強い株価上昇を考えると、落ちたところで株を買う良いチャンスができるかもしれません。

下がったとしても上昇トレンドに変化はなく、押し目を作ってまた上昇するのでは?

まとめ

SARSが発生したときのチャートを見て、これからどうなるか予想を立てて見ました。

  • ドル/円は新型コロナウイルスが落ち着くまで、安全資産の円が買われて下落(円高)しそう。
  • 円を含まないドルストレートペアは、新型コロナウイルスに影響を受けずに、テクニカル分析に従ってトレードした方が良さそう。
  • 株価は下がったとしても上昇トレンドに変化はなく、押し目を作ってまた上昇するのでは?(買い場を探すいいチャンス?)

類例がSARSの件1回だけなので根拠は薄いですが、他に大きなニュースがなければこう動くのではと考えています。

予想が当たるかどうか、これからのチャートを追って答え合わせをしていきます。