トレーディングビューは無料でも多機能で高性能なチャートソフトです。
その機能の中には他のチャートソフトではあまり見られない(ボクが探した限りでは他のチャートソフトでは見つけられなかった)描画ツールが多数あります。
今回紹介するのはチャート上にリスクリワードレシオを描画できるツールです。
ここではTrading View(トレーディングビュー)で、チャート上にリスクリワードレシオを描画する方法を説明します。
リスクリワードレシオについて簡単に説明
リスクリワードレシオとは、トレードにおける損失幅と利益幅の比率のことです。
リスクリワードレシオが高ければ、勝率が低くても利益が残せる損小利大の手法となります。
本来リスクリワードレシオは、特定期間のトレードの結果から損失幅と利益幅の平均値で求めて、その手法に優位性があるか確認するためのものです。
ここでは1回のトレードにおけるリスクリワードレシオを、トレーディングビューで描画する方法を説明します。
トレーディングビューでリスクリワードレシオを描画する方法
①例として、チャートのレジスタンスラインをブレイクアウトしたら買いでエントリーするとします。
②描画ツールの上から7番目のアイコンの右側にカーソルを合わせて左クリックします。
③メニューが表示されるので、買い注文の場合はロングポジション、売り注文の場合はショートポジションを左クリックします。
④描画したいところにカーソルを移動させて左クリックします。
⑤リスクリワードレシオが表示されて、リスクリワードレシオのメニューが表示されるので、設定を左クリックします。
⑥座標を左クリックします。
⑦価格を入力します。
今回の例では、エントリー価格をレジスタンスラインをブレイクアウトした111.500 に、逆指値価格(損切り)を110.500に、利益幅価格を114.500にします。
以上でチャート上にリスクリワードレシオを描画することができました。
今回の例では損切りが111.500-110.500=100pipsにたいして、利益幅は114.500-111.500=300pipsなので、このトレードのリスクリワードレシオは1:3になります。
最後に:リスクリワードレシオを描画するとき
ボクはリスクリワードレシオの描画を、トレードプランを立てて注文を入れる前に使っています。
注文を入れる前にリスクリワードレシオを確認して、リスクにたいしてリターンが見込めそうにないトレードだと分かったら、その時点で注文を止めています。
チャート上に表示することで、エントリー価格から現在の価格がどの位置にあるのか一目で分かるのも便利です。
よければ使ってみてください。